どうも、ロセナッチFXです。
今回のガチ考察シリーズ(←今回からこれでいきます!w)はズバリ、積立NISAです!
取り上げる理由としては、先日父親から「積立NISAしたいんやけど…」と相談を受けました。で、口座開設の手続きなどやってあげたりしてたんですが、、「結局何買ったらいいねん。」と疑問に思いました。
そうですよね。積立NISAはただの”制度”のことで、結局何を買うかが大事ですよね。
この記事ではトレーダー視点で積立NISAはどう使うべきなのか?何を買えばいいのか?そもそもやるべきなのか?など色々と考察していきたいと思いますので、ぜひご覧ください。
そもそも積立NISAとは?
本題に入る前に簡単に積立NISAについて説明します。
積立NISAとは日本政府が提供している制度で、少額からの長期積立・分散投資を支援するための税制優遇制度です。
要するに、「税金掛からんようにするから、貯金するなら投資に回してーな!」というものです。
一口にNISAといっても大枠が2つあります。
①つみたて投資枠
②成長投資枠
の2つで、これらは併用が可能です。
まとまった資金がある人は成長投資枠を、ない人はつみたて投資枠を、余裕がある人は両方する、みたいな認識でいいのかなと思います。
今回は”つみたて投資枠”について考えていきます。
積立NISAで選べる銘柄
これは僕も調べるまで知らなかったのですが、つみたて投資枠(積立NISA)では選べる銘柄がかなり限られています。
具体的には、金融庁が厳選した一部の投資信託のみで、銘柄数でいえば250程です。日本のみでも株式市場で売買できる上場企業の数は4000社程もあるので、それと比べるとかなり少なくなっています。
銘柄もほとんどがインデックスファンド(S&Pや日経平均などの株価指数に連動するもの)なので、投資先はかなり限定的です。
とはいえ、積立NISA自体が初心者向けのサービスなので仕方ないっちゃ仕方ないんですが、トレーダーとしてはかなり物足りません。
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配当・分配金の有無
これも今回調べて初めて知ったのですが、つみたて投資枠で用意されている銘柄のほとんどには配当・分配金がありません。
個人的な意見としては、長期投資において非常に大事なのが複利だと思っています。
あのアインシュタインも
「複利こそ人間の最大の発明だ!」
と言ったほどです。
株式投資などでは、配当金を再投資することで複利が効きます。
配当や分配金がない場合、元本の値上がりに依存する形となってしまいます。(日経平均やS&Pの上昇局面が終わってしまうと非常に苦しい)
また、こちらは複利と単利を比較した表です。
【資金100万円を年利回り5%で運用した場合】
5年では26000円程しか差がありませんが25年後には100万円の差が生じ、30年後には180万円の差となっています。
元本100万円ですから、相当な違いですよね。
やはり個人的には、特に長期投資の場合は配当・分配金は必須なんじゃないかなと考えています。
オルカン・S&Pでいいのか?
多くの方がS&P500(アメリカの株式指数)とオールカントリー(全世界の株式指数:ですが米株比率が60%)を買っていると聞きますが、僕個人の意見としては反対です。
厳密に言うと、少額の場合なら反対というニュアンスです。
理由としては、どうみても米株の比率が高すぎるというのもありますが、投資というものは、リスクを取らないとリターンは得られません。
S&P、オールカントリーは多くの株を幅広く買う、いわゆるバスケット買いの典型的なもの。もちろん、リスクは少なくなります。
この投資を、じゃあ例えば月に2万円積み立てて一体どうなるかというと、正直貯金してるのと大きな差は現れないんじゃないんかなと思います。やってないよりマシレベル。
それなら円安はまだ進むと考えて、全額ドル・ユーロ・ポンドなどを買った方がいい気もします。
まぁ月10万、15万積み立てれるなら話は別ですが、年金暮らしの父親には到底無理な話です。
それだったら、もう少しだけ対象を絞って投資すべきかなと考えます。
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じゃあ何を買う?
まず、つみたて投資枠で分配金があるものをピックアップしてみます。
何個かスクリーニングサイトを使ってみましたが、SBI証券が使いやすかったです。
まずはつみたて投資枠にチェックを入れます。230銘柄あるみたい。
そして分配金が0円のものを省き、検索してみます。
すると出てくるのは5銘柄のみ。
思ったより少ないですね~。しかも中身を見てみると分配金10円や20円のものもありました。
この中で良さそうのは2銘柄。それぞれのグラフに注目していただきたいのですが、青色が基準価額のみで赤色が分配金を再投資した場合です。
両銘柄ともかなり開きがあるので、長年しかっりと分配されているのが分かります。
ただ、2つめの「朝日ライフ日経平均ファンド 愛称:にぃにぃGO」はこの日経平均爆上げの時期でも基準価額が横這い気味で推移しています。
対して、1つめの「三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド」はしっかりと日経平均並みの上昇を見せています。運用方針に関しても『日経平均株価採用銘柄の中から予想配当利回りの上位30銘柄に投資』なのでシンプルで明確ですし、これがいいんじゃないかなと思いました。
結論:「積立NISAは○○を買う!」
僕がもし積立NISAをやるのであれば「三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド」を買いたいという結論に。
ただ、1銘柄にすべてを投資するのはさすがに良くないと思いますので、せめてもう1銘柄ぐらいを入れたいですね。
それも、S&Pやオルカンではなく、インド株や新興国株のインデックスにします。
それぐらいのリスクが”積立NISA”という枠ではいいのかなと。そもそもリスクが低い投資方法なので、せめて銘柄選択だけは少しリスクを取る。
そして何よりも大事なのは、こうして自分で考えて投資することが大事。何も考えず、脳死状態で「とりあえずS&P、オルカン買っとこう!」というのが一番良くない気がします。
こういう場合は、例えばコロナショックやリーマンショックなどが来た場合、NISAはIDecoとは違いいつでも解約可能ですから、半分ぐらいの人が売ってしまうんじゃないかなと思います。
信念や自分の考え、自信がないと持ち切れないものなんですよ。
なので、こうして自分の考えに基づいて投資することが何よりも大事なんじゃないかなと思えた企画でした。皆さんも一度ぜひ考えてみてください。
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